2023年7月19日 19:25 | 有料記事

千葉県庁
千葉県内公立高校入試の採点ミスを受けた改善策として、県教委は19日、来春の入試から全教科の選択問題でマークシートを導入すると発表した。記述式も残し、得点を自動計算する「デジタル採点システム」を新たに採用。記述式は教員を2組に分けてそれぞれ採点し、結果を突き合わせて点検することとした。採点や点検作業は県教委が作成するマニュアルに基づき原則、全校同一の方法で行う。入試まで約半年での変更に、県内の進学塾はマークシート形式のテスト実施など対応策の検討を始めた。
今春の公立高入試では、計98校、933件の採点ミスが発覚した。県教委は4月に「改善検討会議」を設置。同会議は計3回の会合などを経て、6月にマークシートやデジタル採点システムの導入を県教委に提案していた。 ・・・
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