安心守る決意新た 千葉県警創立150周年 宮沢忠孝本部長に聞く

インタビューに応じる県警の宮沢忠孝本部長
インタビューに応じる県警の宮沢忠孝本部長

 新型コロナが5類に移行し、初めて迎えた新年。久々に行動制限がない1年となり、人流の活発化が予想される。県内は昨年も交通事故や電話de詐欺が相次ぎ、日本社会を震撼(しんかん)させた闇バイトによる強盗事件も発生した。激甚化する自然災害にも備えなければならない。昨年8月に就任した県警の宮沢忠孝本部長は千葉日報社のインタビューに「県民の安全安心な暮らしをしっかり守っていくことが非常に重要」と指摘。2024年は県警創立150周年の節目で「古き良き伝統は守りながら、時代に合った新しい伝統をつくっていきたい」と力を込めた。

◆死者数全国上位/交通安全

 -県内の交通事故死者数は毎年全国の上位に数えられます。2021年の八街児童5人死傷事故など子どもが犠牲になる輪禍は後を絶たず、高齢者が絡む事故も多く発生しています。飲酒運転防止や高齢者の免許返納などの取り組みについてお聞かせ下さい。

 県警では、飲酒運転の根絶に向けて、飲酒検問や職務質問、県警ホームページ等で受け付けている飲酒運転の情報提供等に基づいた検挙活動を強力に推進しています。


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