還暦「キハ28」修繕へCF開始 「鉄道パーク」構想への第一歩 いすみ鉄道の保存車両 レストラン列車でも活躍

いすみ鉄道国吉駅に動態保存されている「キハ28 2346」。クラウドファンディングで修繕費用を募る=いすみ市
いすみ鉄道国吉駅に動態保存されている「キハ28 2346」。クラウドファンディングで修繕費用を募る=いすみ市
さびで車両塗装が剥がれた箇所を指さす鈴木さん
さびで車両塗装が剥がれた箇所を指さす鈴木さん

 一昨年に定期運行を終え、走行可能な状態を維持した動態保存中のいすみ鉄道の車両「キハ28 2346」を観光に活用しようと、鉄道関係者らが立ち上げた任意団体が修繕費用を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。3月29日までに1千万円が目標。車両が置かれている駅に、運転体験もできる「鉄道パーク」(鉄道観光施設)を整備する構想を持っていて、車両修繕はその第一歩だ。

 キハ28は国鉄時代に急行用として造られたキハ58系車両。1964年に製造されて主に山陰・北陸地方を走行した後、2012年にいすみ鉄道に譲渡され、走行する車内で食事を楽しむレストラン列車となった。昭和のレトロ車両は人気を博したが、車両検査費用の捻出や部品の確保が ・・・

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