2024年4月2日 05:00 | 有料記事

外観がお披露目された食堂車「サシ581-31」。塗装の剥離やさび、窓ガラスの破損が残る=いすみ市の「ポッポの丘」

現役当時のテーブルなどが残る食堂車の内部
鉄道ファンがクラウドファンディング(CF)で資金を集め、青森県八戸市から移設した国鉄時代の希少な食堂車が、いすみ市の鉄道車両保存施設「ポッポの丘」で外観のみ、お披露目された。傷みが激しいため、車両内部の開放は当面先になる見通し。
食堂車は昭和に活躍した1972年製造の「サシ581-31」。老朽化のため解体の危機にあったが、鉄道ファンが「583系食堂車保存会」を立ち上げ、CFで移設・修繕費2082万3千円を調達。ブルーシートに覆われた状態で3月21日に同施設に到着した。
シートが剥がされた食堂車はクリー ・・・
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