再始動した東京湾口道路構想 半島性克服へ大事な一歩 富津市長・高橋恭市氏 【私論直言】

 2023年7月27日、富津市が事務局を務める「房総地域東京湾口道路建設促進協議会」の総会を9年ぶりに開催し、協議会としての活動を再開しました。

 東京湾口道路は、富津市から対岸の横須賀市に至る、延長約17キロの海峡横断道路として構想され、「第二のアクアライン」とも言われています。

 1962年に国が調査を開始し、87年に公表された国の第4次全国総合開発計画に「東京湾口部を含む首都圏広域幹線道路構想の検討を進める」と記述されました。98年には第5次全国総合開発計画に「海峡横断道路プロジェクト」の一つとして位置付けられました。

 本市では、94年に千葉県中南部地域の現在13市町から構成される協議会を設立し、シンポジウムの開催や要望活動の実施など様々な活動をしてまいりましたが、2008年7月に閣議決定された国土形成計画において「湾口部 ・・・

【残り 1085文字】



  • Xでポストする
  • LINEで送る