2024年6月5日 05:00 | 有料記事

両手に500体目の土偶(写真右)と約15年半前に作った1体目の土偶を持つ田野さん=大多喜町
大多喜町のアトリエで縄文時代の土偶の精巧な複製品を作っている田野紀代子さん(73)が、約15年半かけて500体目を完成させた。交流のある考古学研究者や知人を招いて記念セレモニーを開いた田野さんは「(縄文時代には)素晴らしいものがあると知ってもらいたい」と願った。
田野さんは、市民向けの土器づくり講座への参加をきっかけに土偶に興味を持ち、2008年9月に1体目を製作した。「土偶は縄文人の精神性を表 ・・・
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