犬吠埼灯台150周年 役割、歴史発信へ再出発 貴重レンズ、地域情報も 資料展示館リニューアルオープン

リニューアルに伴い展示に加わった灯台レンズ。明治期にフランスから輸入され、旧稚内灯台で使われた=14日、銚子市
リニューアルに伴い展示に加わった灯台レンズ。明治期にフランスから輸入され、旧稚内灯台で使われた=14日、銚子市
塗装や防水補修などが行われ、外装も新たになった資料展示館
塗装や防水補修などが行われ、外装も新たになった資料展示館
全国小中学生の描いた各地の灯台作品を飾る「灯台絵画コンテスト」展示コーナー
全国小中学生の描いた各地の灯台作品を飾る「灯台絵画コンテスト」展示コーナー

 地域のシンボルとして親しまれてきた銚子市の犬吠埼灯台は、1874年11月15日の初点灯からきょうで150年。そんな白亜の塔の構内にあり、灯台の役割や歴史を紹介する「犬吠埼灯台資料展示館」が16日正午、リニューアルオープンする。展示品に貴重な灯台レンズ1基を追加し、説明パネルを全面的に刷新。多くの参観者を呼び込むことから地域の紹介コーナーも充実させ、大きな節目に合わせて再出発する。

 同展示館は2002年設置。全国16の「上れる灯台」のうち13カ所に同様の施設があり、犬吠埼は最大規模という。全国の灯台で参観業務を担う燈光会(東京)が150周年事業の一環で、建物の補修などを含めリニューアルした。

 展示品は1900年設置の旧稚内灯台(北海道)で使われていた第3等レンズ1基が加わっ ・・・

【残り 339文字、写真 1 枚】



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