「震災の翌日…」ストーム・トルーパーで出動! 【ロングインタビュー 街に笑顔を!千葉ットマンは今日もゆく】<1>

微動だにしない千葉ットマン
微動だにしない千葉ットマン
アジトから出動する千葉ットマン
アジトから出動する千葉ットマン
助手席でうなだれるストーム・トルーパー
助手席でうなだれるストーム・トルーパー

 この夏、突如として動画サイトをにぎわせた、千葉の公道を3輪バイクで疾走する一般男性「千葉ットマン」。国内だけでなく海外メディアにまで配信された話題の人物に、今さらながら接触した。1本筋の通った、おとこ気を感じさせるロングインタビューを、5回に分けて公開する。

★千葉ットマン誕生秘話

 9月某日、千葉市某所。一見、普通の民家にしか見えない千葉ットマンのアジト前には、隠すそぶりもなく黒々と輝く「千葉ットポッド」が。バットマンが乗る「バットポッド」を再現した3輪バイクだ。

 ほどなく、車体の内外に電飾を輝かせた白色のバンが近づいてきた。バンのボディには「神楽綜合警備」の文字。助手席にはぐったりとうなだれるストーム・トルーパー。そして運転席には、そう、千葉ットマンの姿が…。直撃だ!

 ―千葉日報のウェブ担当です。

「今更―っ?!っていう感じですが、待っていました。なぜ、千葉(のメディア)来ないの?と」

 ―お仕事が終わったばかりで大変恐縮ですが、まずは走っているところを撮影させていただけますか。

「いいですよ」

 アジト周辺をゆっくり2周走るよう指示を受ける千葉ットマン。以後、千葉ットマンの格好のまま、アジト前で立ち話が続く。

 ―千葉ットマン活動を始めたきっかけは?

「最初はこっちなんですけどね(助手席のストーム・トルーパー人形を指す。映画「スター・ウォーズ・シリーズ」に登場する、銀河帝国軍の機動歩兵)。自分もあの格好をして、(人形を)助手席に乗せて…」

 ―ストーム・トルーパーが2体いる感じになりますね。

「それが、東日本大震災の次の日でした ・・・

【残り 766文字】



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