【うずしお高校浄瑠璃部】(133) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第四章 新人舞台(二十四)

 圭介が初めてうずしおを観た日曜日から半月ほどが過ぎた。

 この間、圭介は鳴門海峡の光景を、幾度となく脳裏によみがえらせていた。夜、床に就く時は夢の入 ・・・

【残り 798文字、写真 1 枚】



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