【うずしお高校浄瑠璃部】(156) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第四章 新人舞台(四十七)

 ホール全体が暗くなり、舞台の上手に照明が灯った。神代高校の男子太夫が拍子木を打ちながら現れ、開会の口上を述べる。

「さあ、みなさま、お待ちかね。世界一の高校人形 ・・・

【残り 847文字、写真 1 枚】



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