「いのちの時間」<第4章> 作・相羽亜季実 第63回千葉文学賞受賞作品

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 それから三日間かけて、良夫は店内を整頓した。

 新しいプラスチック製のダストボックスを調理台の真下にすっぽりと収めた。それ以外も、足元の邪魔なものはすべて片付けた。

 シンクの周りも片付け、ついでに古いものは捨てた。鍋を入れていた大き ・・・

【残り 1151文字、写真 1 枚】



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