2022年9月10日 05:00 | 有料記事

訓練で倒れた電柱の通電状況を確認する東京電力の作業員=9日、千葉市中央区

倒壊した電柱の撤去訓練を行う参加者

県立長生の森公園で行われた放置車両撤去訓練の様子を中継で確認する県土整備部災害対策本部会議の出席者=9日、県庁
千葉県内各地に甚大な被害が出た房総半島台風(台風15号)から9日で3年。県が千葉市と茂原市で行った防災訓練では、放置された車両を移動し、倒壊した電柱や倒木を撤去する手順を確認した。2019年秋は同台風に続き、東日本台風(台風19号)と房総豪雨が千葉県を襲い、大きな爪痕を残した。訓練には電力会社や建設業関係者らも参加し、自然災害への備えを新たにした。
県によると、19年9月9日の房総半島台風では、県内で最大64万1千世帯で停電が発生した。長期間にわたり電気が止まった地域もあり、停電に伴う熱中症などで12人の災害関連死が ・・・
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