2012年7月30日 17:18 | 無料公開

出土した排水口跡について説明する米沢市の担当者=30日午前、山形県米沢市
山形県の米沢市教育委員会は30日、戦国武将伊達政宗(1567~1636年)の祖父が築城したとされる舘山城跡(米沢市)の発掘調査で、16~17世紀のかわらけ(素焼きの陶器)や瓦質土器など50点以上が出土したと発表した。
調査では排水口跡なども確認。当時、人が生活していた大規模な山城で、山形県南部を支配していた伊達家の居城だったとほぼ断定した。出土品の年代から「政宗の生誕地だった可能性も高まった」(市教委)としている。
市教委は5月から、城の麓から山頂にある本丸の玄関口までの通路を発掘。