2012年7月30日 18:05 | 無料公開
政府、民主党は30日、2020年までの成長戦略を示す「日本再生戦略」の柱とした環境、医療、農林漁業の3分野で13年度予算の特別枠をつくり、重点配分する方針を固めた。各省庁の予算を要求段階で一律に1割削減してきた従来の手法を見直し、省庁の枠を超えて横断的に歳出を削減。民主党政権が聖域化してきた社会保障費への切り込みを検討する。 再生戦略は重点3分野に今後3年間で集中的に投資する計画で、13年度が初年度となる。政府は予算要求のルールとなる「概算要求基準」の8月上旬の決定を目指しており、再生戦略の実現に向けた具体的な財源確保策と一緒に公表する。