2012年7月31日 10:02 | 無料公開
総務省が31日発表した6月の完全失業率(季節調整値)は前月比0・1ポイント低下の4・3%で、2カ月連続で改善した。厚生労働省が同日発表した6月の有効求人倍率(同)は0・01ポイント上昇の0・82倍と、13カ月連続で改善した。 総務省は「景気持ち直しの動きが続く中、雇用情勢に改善の動きが見られる」としている。ただ求人内容と求職者の求める条件が合わない「ミスマッチ」による就職件数の伸び悩みや、海外経済の減速など懸念材料もあり、先行きには不透明感が残っている。 雇用者数は前年同月比4万人増の5528万人と、2011年12月以来、6カ月ぶりに前年同月を上回った。