中部電、大阪ガスがLNG契約 米企業から各220万トン 

 中部電力と大阪ガスは31日、米国企業と天然ガスの液化加工契約を結んだと発表した。それぞれが年間220万トンの天然ガスの液化能力を確保する。中部電の確保量は年間輸入量の約2割に相当する。

 天然ガスの需要が高まる中で、燃料を安定的に調達するのが狙い。米エネルギー省の許可が得られれば2017年の事業開始を目指す。

 契約先のフリーポート社は米テキサス州でLNGの基地を運営している。

 中部電と大ガスはシェールガスをはじめ米国産天然ガスを現地で調達、液化して日本国内に輸送する。購入する立場でなく生産者になり、燃料調達費を減らす。


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