2012年8月2日 17:24 | 無料公開
文部科学省は2日、全国の公立小中学校の校舎や体育館など12万2069棟のうち、耐震性が不十分なため震度6強の地震で倒壊する危険性が高い建物が、4月1日現在で3545棟に上るとの推計を発表した。震度6強で倒壊する危険性が低い施設は10万3561棟で、耐震化率は前年調査から4・5ポイント増えて84・8%になった。 東日本大震災後、自治体は耐震化計画を前倒しする傾向にあり、倒壊の危険性が高い建物は前年の4614棟より減ったが、文科省は「取り組みの地域差は依然として大きい」と指摘している。