家庭のCO2を減らそうと環境省 訪問診断事業が本格化 

 節電・省エネが叫ばれる中、環境省は今夏、家庭での二酸化炭素(CO2)排出量を算出、削減策をアドバイスする「家庭エコ診断」事業を本格化させた。事業を開始した昨年度は8千件を実施。2012年度は7月から民間企業の診断員も加わって3万件まで引き上げ、20年度には計400万件を目標に掲げる。

 20年に温室効果ガスを1990年比で25%減らす国際公約実現が危ぶまれる中、企業に比べて遅れがちだと指摘される家庭の省エネ対策を促進するのが狙い。

 これまで事務局を担ってきた各都道府県の環境系非政府組織(NGO)に加え、7月からは大手損保会社など10社も診断員の派遣を開始。


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