2012年8月7日 17:00 | 無料公開

人口減少に直面する福島県南相馬市(小高区)。3月末時点で6万6千人と震災前から約5千人減少した=4月撮影
総務省は7日、住民基本台帳に基づく2012年3月末時点の人口動態調査を公表した。全国の人口は、前年同期より26万3727人(0・21%)少ない1億2665万9683人で、3年連続の減少だった。対前年で人口が減った過去4回と比べ、減少の数、率とも最大。死亡者数が出生者数を上回る「自然減」は初めて20万人を突破、人口減社会の加速を裏付けた。
少子化に歯止めがかからず、出生数は4年連続で減り104万9553人で1980年の調査開始以来最低。死亡者数は125万6125人と最多を更新し、20万6572人の自然減となった。