2012年8月7日 20:58 | 無料公開
昆虫が、水中に置かれたプラスチック板など滑りやすい場所でも、しっかりと表面をつかんで歩くことができるのは、足の裏にため込んだ空気の泡で水をはじいているためだと、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)などのチームがハムシを使った実験で突き止め、7日発表した。 水中で簡単に「くっつく」と「離れる」を繰り返す仕組みで、次世代の接着技術の開発につながるという。同機構の細田奈麻絵グループリーダーは「水中で作業するロボットの足などにも応用できる」としている。 ハムシは体長8ミリほどで、コガネムシを小さくしたような昆虫。