東証のシステム障害は機器の故障 予備への切り替えに失敗 

 東京証券取引所は7日、売買システムで同日午前に障害が発生しデリバティブ(金融派生商品)取引が一時停止した問題で、情報処理機器が故障し、予備の機器へ自動的に切り替わらなかったことが原因だと明らかにした。

 東証は故障した装置を交換し、8日は正常な取引ができる見込みとしている。東証のシステム担当者は「(機器が故障した)原因究明に全力を挙げるが、結論が出るには1週間ほどかかる」との見通しを示した。

 東証では今年2月、一部の現物株が半日ほど取引できなくなるトラブルが発生し、再発防止策を金融庁に提出したばかりだ。


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