2012年8月8日 18:38 | 無料公開
【ワシントン共同】8日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、米原子力規制委員会(NRC)は、使用済み核燃料の保管に関する規則を見直すまで、原発の新設や運転期間延長を認可しないことを決めた。 東京電力福島第1原発事故後、安全性を不安視する声は米国でも拡大。今回の決定は、使用済み燃料の安全な貯蔵が米国でも難題となっていることをあらためて示した。 首都ワシントンの連邦高裁は6月、運転をやめた原発の敷地内で60年間、使用済み燃料の保管が認められていることについて、再検討を命令。原発敷地内ではなく、最終処分場の候補地を検討するよう求めている。