2012年8月10日 09:18 | 無料公開

「キュリオシティー」が撮影した火星のパノラマ画像。中央奥にあるのがシャープ山。小さな画像を組み合わせたため黒く欠けた部分がある(NASA提供)
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は9日、火星に着陸した無人探査車「キュリオシティー」のカメラが周囲360度をぐるっと見回して撮影したカラーのパノラマ画像を公開した。赤茶けた地表の向こうに、着陸したクレーターの内側に位置するシャープ山のふもとが見える。
キュリオシティーは人の背丈より高い2・1メートルまで伸ばしたマストの先にあるカメラを使い、周囲の様子を撮影。地球に送信されてきたサイズの小さな画像130枚を組み合わせた。火星は太陽からの距離が地球より遠く、十分な光が届かないため、画像は実際より明るく加工されている。