2012年8月10日 10:48 | 無料公開
農林水産省は10日、2011年度の食料自給率(カロリーベース)が前年度と同じ39%になったと発表した。40%割れは2年連続。東日本大震災の影響で魚介類の生産が落ち込んだ。小数点以下まで比較すると10年度の確定値を下回り、コメが大凶作となった1993年度の37%に次いで過去2番目に低い水準となった。 小麦の生産が増えたことは自給率の押し上げ要因となったが、震災により三陸沖の漁業の水揚げが減ったことが響いた。 生産額ベースの自給率は4ポイント低下の66%。東京電力福島第1原発事故の影響で、牛肉の価格が値下がりし生産額が落ちたことなどが影響した。