2012年8月10日 12:50 | 無料公開
【北京共同】中国税関総署が10日発表した7月の貿易統計によると、輸出は前年同月比1・0%増と、11・3%増だった6月より急減速した。欧州債務危機に伴う世界経済の低迷が要因。輸出は6月まで2カ月連続で2桁増だった。内需低迷を受け、輸入も4・7%増と前月の6・3%増より鈍化した。 世界最大の輸出国である中国経済の減速に対する懸念が拡大しそうだ。幅広い機械、製品を製造する中国の輸出企業は、海外からの受注減で生産活動が停滞し、業績が悪化している。 輸出から輸入を差し引いた貿易黒字は251億4700万ドル(約1兆9800億円)だった。