米の月着陸機が試験中に炎上 バランス崩し墜落 

米フロリダ州のケネディ宇宙センターで墜落、炎上する無人月着陸機「モーフィアス」(ロイター=共同)

 米航空宇宙局(NASA)などが開発中の無人月着陸機「モーフィアス」が日本時間の10日、米フロリダ州のケネディ宇宙センターでのテスト飛行に失敗し墜落、炎上した。けが人はなかった。

 モーフィアスは、月面に約500キロの物資を運ぶ目的で、NASAが民間会社と協力して開発中。下方にジェットを噴射して機体を浮遊させる。

 これまでは大型クレーンでつり下げ試験をしていたが、この日はクレーンなしで実施。地面から垂直に離陸して間もなく、バランスを崩して逆さまになり墜落、激しく炎上した。燃料の液体酸素やメタンに引火したとみられる。


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