2012年8月17日 18:05 | 無料公開
農林水産省は17日、宮崎県での牛の口蹄疫の発生を理由に止まっていた米国への牛肉輸出の再開を延期すると発表した。当初は18日以降に再開するとしていたが、東京電力福島第1原発事故による放射性物質の影響や検査態勢の状況を説明するよう米国から求められたため。 農水省は、米国が日本を口蹄疫の「清浄国」と認めることに変更はないとしている。 厚生労働省は、同省が認定した米国向け牛肉の処理施設がある岩手、群馬、宮崎、鹿児島の4県に対し、米国が日本の放射性物質の状況を確認するまでの間、輸出に必要な証明書の発給を見合わせるよう16日付の文書で求めた。