NASA、今度は火星内部を探査 16年打ち上げ 

火星の内部構造や地殻変動を調べる初の無人探査機「インサイト」のイメージ図(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は20日、火星の内部構造や地殻変動を調べる初の無人探査機「インサイト」を2016年3月に打ち上げると発表した。半年後に着陸し、地殻やマントル、核といった構造を持ちながら地球と異なる環境を備えた火星の形成過程を2年間にわたって探る。

 活動中の無人探査車「キュリオシティー」に続く火星ミッションの一つ。ボールデン局長は「火星探査はNASAの最優先課題だ。赤い惑星の謎を解き明かし、将来の有人宇宙飛行に向けた計画づくりに役立てたい」と意義を強調した。


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