千葉経大付 零封負け喫す 第66回秋季関東地区高校野球大会

 ▽1回戦(ひたちなか市民)
桐生第一
000110001-3
000000000-0
千葉経大付
(桐)山田-小野田
(千)岡本、橋本-黒田
▽三塁打 黒田(千)
 【評】千葉経大付は4イニングで走者を得点圏に進めたが、あと一本が出ずに零敗を喫した。先発岡本は10四死球と制球に苦しみながらも3失点にまとめたが、援護を得られなかった。桐生第一は12残塁ながら4、5、9回に適時打が出た。先発山田は117球を投じ、5安打無四球で完封した。

◆重圧示すミス
 三回1死一塁。打席の2番・永田大貴に、千葉経大付ベンチはセーフティーバントを命じた。だが1年生はサインを見落とし、遊ゴロ併殺に倒れた。「緊張感があって…。情けないです」。センバツにつながる大舞台。その重圧の大きさを示すようなミスだった。

 「普段通り」と言うのは簡単だが、そう甘くもないのだろう。打線は第1ストライクから積極的に振っていく作戦のはずが、なかなか手が出ない。反対に1年生主体で怖いもの知らずの桐生第一は、ガンガン振って、走ってきた。

 「勢いにのまれてしまった。気持ちの弱さが出ました」と稲村晃希主将。ナインは悔しさを糧に、強くなると誓った。


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