変容した地域、再考 深澤孝史「鉄と海苔」 岩崎貴宏「カタボリズムの海」 君津・富津 【内房総アートフェス作品紹介】

深澤孝史さんの「鉄と海苔」
深澤孝史さんの「鉄と海苔」
岩崎貴宏さんの「カタボリズムの海」
岩崎貴宏さんの「カタボリズムの海」

 大手製鉄所の進出と海面埋め立てで環境が一変した君津と、現在も海苔(のり)養殖や漁業が主要な産業である富津。両市での展示作品は、海にまつわるモチーフが目を引く。急速に変容した地域や生活文化の現在を再考し、明日へとつなげる試みだ。

 かつて海苔養殖の道具と ・・・

【残り 5601文字】



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