中谷順子選 【日報詩壇】

農婦
    白井 郡司純一

農婦としての生活が

待っていた

現実生活が私を待っていた

「土と共に生きる」

その生活が動き始めた

地面に這いつくばり汗と泥

の日々 なめくじのような

生活が始まった

「これが現実です」嘆いた

時には暑さで意識が薄れ

寒さで凍えた

「これが現実か」と

思い知らされ 平伏した ・・・

【残り 1553文字】



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