2021年6月27日 05:00 | 有料記事
植え終えて八十八夜の鎌を研ぐ 君津 叶矢龍一郎
【評】八十八夜は、立春から数えて八十八日目のことで、いよいよ夏を迎えるという生命力に満ちた季語である。掲句、そんな八十八夜に農作業を終え、分身のような鎌を研いでいる。夏を迎える情景として、刃物を研ぐと ・・・
【残り 1121文字】
植え終えて八十八夜の鎌を研ぐ 君津 叶矢龍一郎
【評】八十八夜は、立春から数えて八十八日目のことで、いよいよ夏を迎えるという生命力に満ちた季語である。掲句、そんな八十八夜に農作業を終え、分身のような鎌を研いでいる。夏を迎える情景として、刃物を研ぐと ・・・
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