中谷順子選 【日報詩壇】

 栞~しおり~
    千葉 高木 曜子
君は物語における
案内係だ。 君がいれば
一度寝てしまった物語も
すぐ起きる。そうして、
物語の世界に行って
楽しむことができる。
君はどこにも行かず、ただ私が戻るときを待っている
だから、
久しぶりの君は特別だ。
もしかしたら、君 ・・・

【残り 1339文字】



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