清水伶選 【日報俳壇】

花ちりて水面(みづも)が光る村となる 君津 秋元芳子
 【評】美しい村の描写に深いまなざしがある。桜の散ったあとの水面が光る村の風景に、永遠の「しづけさ」が満ちているような幸せ感がある。季節の詩としての俳句を思う句。
【残り 997文字】



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