2023年6月19日 05:00 | 有料記事

インタビューに答える松永氏=千葉市美浜区のちばぎん総合研究所
今月15日で誕生から150周年を迎えた千葉県。この節目に当たり、千葉日報社はちばぎん総合研究所(千葉市美浜区)の松永哲也専務に千葉県の発展の原動力と未来像について聞いた。松永氏は「人口面で見れば、千葉県は全国の中でも“勝ち組県”。『脱炭素』などの既存産業が直面する課題を乗り越えれば、未来は明るいだろう」と展望を語った。
-千葉県が発展を遂げてきた要因は何か。
一番の礎となったのは人口が順調に増え続けてきたこと。全国的に人口が減少する中、千葉は今でも増え続けている。1960~70年代に多くの団地が建てられ、鉄道や道路網も整備されて「千葉都民」と呼ばれる人たちがどんどん流入してきた。2005年のつくばエクスプレスの開通も大きく、常磐地域に人口が流入。人が増加すれば個人消費、街のにぎわい、雇用、企業活動、あらゆる面が活発になる ・・・
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