足裏に懐く板目の感触 板の間 絵・文 道塚元嘉 【民家の四季】

 爽快な気分になる夕焼けは薄明かり現象の一つで、梅雨時は特にうれしい。日が西の空に没してのち、大気中の浮遊微粒子等の散射ですぐに暗くならない。真黄色に夕焼けた景色はやっぱりすきである。そんな夕焼けと里山や青田波を背にしたかやぶき屋根の民家。低い軒下の障子紙にぽつんと明かりがともり、映える村の遠景。それを見て絵画の ・・・

【残り 1407文字、写真 1 枚】



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