レッサーパンダ「風太」の娘「風美」死ぬ 16歳5カ月、心不全で 鹿児島に来園し3頭出産

レッサーパンダ風太の子どもで雌の風美(鹿児島市平川動物公園提供)
レッサーパンダ風太の子どもで雌の風美(鹿児島市平川動物公園提供)

 立ち姿でブームになった千葉市動物公園(同市若葉区)のレッサーパンダ風太(20歳)の子どもで雌の風美(ふうみ)が死んだことが、16日までに分かった。16歳5カ月だった。飼育していた鹿児島市の平川動物公園が発表した。

 風美は2007年7月、千葉で風太とチィチィの間に生まれた双子の姉で、2頭にとって第3子。11年2月、ブリーディングローン(繁殖貸借契約)で鹿児島に来園し、子供3頭を出産した。

 同園によると14日午後5時ごろ、屋外展示場で死んでいるのが確認された。死因は心不全。同日昼も通常通り餌を食べるなど元気な様子だったという。16年からは心疾患が見られたため、治療を続けていた。

 風太と同じくリンゴが好物だったという。同園は「子どもを3頭残してくれてありがたい。たくさんの人をファンにし、多くの人が会いに来てくれた」としのんだ。


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