言葉超え「芸術で交流」 富津・金谷で伝統文化体験へ バリ島の小学生

 「石と芸術のまち」をテーマに地域活性化を進める富津市金谷地区で3日、インドネシア・バリ島の小学生が芸術を通じて地元の子どもたちと交流する「バリ&金谷インターナショナルアートウイーク」が始まった。8日までの約1週間、鋸山登山や同市の醤油(しょうゆ)蔵を見学して本県の伝統文化を体験、金谷小学校では音楽や美術など日本の授業にも挑戦する。

 文化庁の国際芸術交流事業の一環で、バリの子どもたちの絵を展示するなど以前からつながりがあった金谷美術館(同市金谷)が主催した。

 バリ島からは論文などで選考された小学4~6年生の27人を含む計45人が来日。「言葉を超えて芸術でつながる」をテーマに、次世代の子どもたちに互いの文化への理解を深めてもらうのが狙いだ。

 期間中、バリの子どもたちは地元住民宅に2泊のホームステイをするほか、房州石を使った合掌造りの民家に共同宿泊。富津市の「宮醤油」で発酵の文化に触れたり、房州うちわを作るなどさまざまな交流イベントが企画されている。


  • Xでポストする
  • LINEで送る