「松戸に貢献」必修科目に 行政や企業と連携へ 来年4月から聖徳短大

 聖徳大学短期大学部(松戸市)は来年4月から地元松戸への地域貢献をテーマにした必修科目を新たに導入する。企業などと連携したスイーツ開発や松戸を題材にしたかるた製作、ミュージカルの上演、幼稚園に出向いての絵本の読み聞かせなど地域に根づいた学びの環境を整える。

 同短大は総合文化学科と保育科の2学科があるが、総合文化は1年時、保育は2年時に地域貢献をカリキュラム化した科目を履修する。これは文部科学省が地域に根づいた活動を進める大学を支援するため本年度から始めた事業「地(知)の拠点」に同短大が選ばれたことがきっかけ。

 「地(知)の拠点」は全国の私立短大では32校が申請したが、採択されたのは同短大を含む2校のみ。同短大には本年度から2018年度までの5年間、文科省から取り組みのための補助金が交付される。19年度以降は同短大が独自に予算を確保し、地域貢献活動を科目として定着させる。


  • Xでポストする
  • LINEで送る