2014年1月7日 12:12 | 無料公開
酒々井町と順天堂大学(本部・東京都文京区)は、地域社会の発展と人材育成を主な目的に、教育、文化、健康づくり、まちづくりなどの分野で連携を図る協定を締結した。町が大学と包括的な協定を結ぶのは初めて。
同大学は、1843年に順天堂創始者の佐藤泰然氏が佐倉で開いた医学塾順天堂が前身で、印旛地域とは歴史的に関係が深い。現在では、同大学のさくらキャンパス(印西市平賀学園台)の学生が、みこしを担いで町内を練り歩くイベント「順天堂大学裸まつり」(毎年6月)を開いたり、大学関係者が町主催の講座で講師を務めるなど地域社会の発展に努めている。
町役場で行われた調印式で、小坂泰久町長は「大学の力を借りて町民の健康づくりや福祉増進に努めたい」とあいさつ。同大学の木南英紀学長は「合同のフォーラムを開くなどして積極的に町の課題に取り組んでいきたい」と強調した。