2014年2月15日 11:03 | 無料公開
「恋人の聖地」に認定されている富津市金谷で、ご当地ゆるキャラ「かなにゃん」の石像を“ご神体”として祭った神社が登場した。かつて鋸山から切り出した房州石を使ったかわいらしい石像が観光客を和ませている。
かなにゃんは、金谷のイメージアップのために2011年に誕生したキャラクターで、招き猫のポーズで恋を引き寄せる「恋招き猫」としてイベントなどに登場している。
神社は、かなにゃんを生んだ地元の観光施設「ザ・フィッシュ」が恋の町をPRしようと、今月から施設内に設置した。石像は近くのシェアアトリエ「KANAYA BASE」で活動する彫刻家、榎本恵花さん(24)が作成した。
神社では、絵馬を奉納したり“恋みくじ”を引くことができ、バレンタインデーの14日からは、ストラップなどの特製グッズも販売。
金谷地区では4月6日まで、金谷美術館や飲食店など8施設が参加する春のスタンプラリーを開催中で、ザ・フィッシュやカフェでは地元住民から寄贈されたひな人形も見ることもできる。
ザ・フィッシュの岡本晃子さん(41)は「のんびりした金谷の町を散策して、かなにゃん神社で御利益を授かって」と呼び掛けている。