震災対策や子育てに重点 一般会計過去最大の251億円 四街道市予算案

 四街道市(人口9万1144人=2月1日現在)は27日、2014年度の当初予算案を発表した。一般会計は過去最大の251億2千万円で、前年度当初比12億3千万円、5・1%増となった。道路の舗装修繕工事や庁舎暫定補強工事など震災対策に伴い普通建設事業費が膨らんだ他、子ども医療費増加や民間保育所増設など子育て関係予算に重点を置いた。

 歳入は全体の42・0%を占める市税が105億6千万円。財政調整基金の14年度当初取り崩し額は14億6439万円で、同年度末の残高見込みは18億9753万円。市債は、25億7040万円を発行し、同年度末の残高は228億4050万円を見込む。

 歳出は、耐震化を進めるため庁舎本館の暫定補強工事費8424万円を計上。防災面では、市内全戸に配布予定のハザードマップ作成業務委託費で752万円を盛り込んだ。

 認可外保育所の保育料負担軽減を図るため、簡易保育所入所児童保護者助成事業(1293万円)を拡充。認可外保育所入所児童の保護者に対して、認可保育所の月額保育料との差額の全額(上限7万7千円)を助成金として支給する。

 この他の主な新規事業は▽高等技能訓練促進費等給付金(348)▽防災備蓄倉庫用地購入(1500)▽市内3中学校の武道場改築工事設計委託費(1974)▽空き家実態調査業務委託費(670)▽物井駅西側自転車駐車場整備工事費(7200)=かっこ内は事業費、単位は万円。


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