2014年3月27日 11:12 | 無料公開
豊かな自然と触れ合いながら子どもたちに思い思いに遊んでもらおうと、松戸市が企画したイベントが26日、同市千駄堀の大型公園「21世紀の森と広場」で開かれた。イベントは「森のこども館」と名付けられ、園内にあるものを活用して楽しむのが特徴。園児や小学校低学年の児童らを中心に、ミニ落ち葉プールやハンモック、竹馬、木登り、自然工作体験などが行われ、あちこちから歓声が上がった。4月からは原則として毎月第1土曜日に定期開催されることも決まり、松戸の子どもたちの人気を集めそうだ。
同イベントは昨年11月に同園で初開催し、約600人が参加する盛況ぶりだった。学校の春休み期間を利用した2回目の今回も午前中だけで300人を超える子どもや保護者らが集まった。参加無料で事前申し込みも不要。気軽に同園に来てもらい、大人の運営スタッフが見守る中で安心して遊んでもらう空間づくりを目指している。
例えば、直径約3メートルのミニ落ち葉プールの落ち葉は昨年に拾い集め保存しておいた“自家製”だ。竹馬や工作体験で使うドングリも同様に再利用している。市から委託を受け運営している松戸市野菊野こども館の石川静枝さんは「松戸の子は普段自然と触れ合う機会が少ないので、みんな生き生きとしていますね。子どもの意見を聞きながら今後も運営していきたい」と話している。