2014年4月3日 16:17 | 無料公開
紅葉の名所として知られる富津市の県道「もみじロード」に公衆トイレが出来上がり、2日に完成式が開かれた。「不動様の霊水」と呼ばれる湧き水のくみ取り所も併設され、地元住民は多くの観光客の利用を期待している。
同市によると、もみじロードは志駒、山中地区を走る県道182号線の通称。約10キロにわたり、志駒川沿いの美しい紅葉が楽しめ、昨年11~12月には、県内外から約3万6千人が訪れたという。
公衆トイレは、もみじ祭りなどを開催して名所をPRしている地元住民らの要望を受け、市が設置した。建設費は約1940万円で、このうち970万円は県の観光地魅力アップ補助金を活用した。
地元住民らで構成するもみじロード活性化協議会の池田敏夫会長(63)は「この地域は過疎化や高齢化が急速に進んでおり、トイレの完成で多くの人が訪れることを期待したい。年間を通じて来てもらえるような環境づくりを考えていきたい」と話していた。