中学生ひき逃げ 3等海曹を停職 海自下総教育航空群

 海上自衛隊下総教育航空群司令部(柏市)は5日、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで摘発、罰金刑を受けた下総航空基地所属の20代男性の3等海曹を停職23日の懲戒処分としたと発表した。

 同司令部によると、3等海曹は2012年7月29日午後10時半ごろ、松戸市内でバイクを運転し、自転車の男子中学生=当時(13)=をはね、右手首骨折などの重傷を負わせたまま逃げたとされる。同9月12日に松戸東署に摘発された。目撃情報などから浮上した。

 3等海曹は当初職場に報告していなかったが、昨年6月、県公安委員会から意見聴取の通知を受け初めて上司に報告した。3等海曹は「中学生が大丈夫と言ったので軽く考えてしまった。通知を受けて事の重大さに気付いた」と話しているという。3等海曹は昨年10月、松戸簡裁から罰金100万円の略式命令を受け納付した。

 同隊司令の西川文敏1等海佐は「隊員が規律違反をしたことは残念。指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。


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