2014年3月9日 09:58 | 無料公開
柏市あけぼのの連続通り魔事件で、強盗殺人の容疑で逮捕された竹井聖寿容疑者(24)の自宅から、血液が付着した手袋が押収されていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、手袋は5日、逮捕前の家宅捜索で自宅マンションの部屋から凶器とみられる刃物などとともに押収。逃走に奪った車には竹井容疑者の指紋が残っておらず、この手袋を使用したとみられる。死亡した同じマンションに住む会社員、池間博也さん(31)の血液とみて詳しく調べている。
竹井容疑者が事件時に使用したニット帽とマスクを、自宅付近のコンビニ店で購入したとみられることも判明した。県警はコンビニ店から防犯カメラの映像の提供を受け、解析を進めている。
竹井容疑者は、インターネットを通じて知人に事件への関与をほのめかしていたとみられ、竹井容疑者が任意同行される約5時間前の5日未明、知人が県警に通報した。
竹井容疑者は当初、一連の事件への関与を認めていたが、7日から否認を続けている。雑談には淡々と応じており、家庭や子どものころなどの話をする一方、「普段はネットでのやり取りが多かったので、取り調べでたくさん人と話すと疲れる」とも供述をしているという。