2016年2月26日 15:03 | 有料記事
警察庁は25日、昨年1年間に振り込め詐欺に関与したとして摘発した14歳以上の少年が、前年比84人(26・4%)増の402人(暫定値)に上ったと発表した。振り込め詐欺の少年の統計を始めた2009年以降、毎年増え続けている。一方、刑法犯で摘発された少年は統計の残る1949年以降、初めて4万人を割る3万8921人(確定値)。依然深刻な被害が続く特殊詐欺の現状の一端があらためて浮き彫りになった。
詐欺で摘発されたのは802人で、半数近くが振り込め詐欺に関与したことになる。役割別では現金受け取り役の「受け子」が305人で全体の75・9%を占めた。見張り役を含めると8割を超える。
年齢別で ・・・
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