韓国、野党院内代表の令状請求 不正資金事件で検察 

 【ソウル共同】貯蓄銀行をめぐる不正資金事件を捜査している韓国検察は30日、銀行の経営者から不正資金を受け取った疑いがあるとして、最大野党、民主統合党の朴智元院内代表(70)について、逮捕の前段階に当たる拘束令状を請求した。聯合ニュースが報じた。

 事件をめぐっては、李明博大統領の兄の李相得元国会議員や側近が相次いで逮捕され、政権に大打撃を与えている。

 日本の政党の幹事長に相当する院内代表の朴氏が拘束されれば、与野党の対立が深まり政局の混乱は必至だが、政権の求心力低下は既に決定的となっており、大勢には影響しないとみられる。


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