テレビ広告回復で5社とも増収 民放キー局の4~6月期 

 在京民放キー局5社の2012年4~6月期連結決算が2日、出そろった。東日本大震災で落ち込んだテレビ広告の収入が回復し、5社とも増収になった。

 フジ・メディア・ホールディングスは、バレーボールのロンドン五輪予選などの視聴率が高かった放送事業が好調に推移し、売上高が前年同期比7・8%増の1510億円。TBSホールディングスは9・5%増の870億円だった。日本テレビ放送網は、子会社の音楽事業などが堅調で19・3%増の835億円。

 純利益は、フジが系列の関西テレビを持ち分法適用会社としたことに絡む利益計上で約2・5倍の152億円だったほか、3社が増益となった。


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