2012年8月3日 22:02 | 無料公開
東京電力は3日、東京都内で開かれた原子力損害賠償紛争審査会で、福島第1原発事故の被害者に支払った賠償金や仮払金が、7月末時点で総額約1兆795億円になったと説明した。 東電が7月末までに賠償請求を受け付けたのは約86万件。このうち約78万件の手続きが終わり、約9326億円を支払った。これに事故直後に仮払いした補償金約1469億円を合算した。 一方で文部科学省は、被害者と東電の交渉がもつれた場合に和解を仲介する原子力損害賠償紛争解決センターへの申し立てが増加し、7月末時点で計3398件に達したことを明らかにした。